ロゴタイトルを作る機会があり、素材として提供されたロゴマークやロゴタイプを使いながらAfter Effectsで数パターンのモーションロゴ(ロゴマークを動かして視聴者により強くロゴの印象を与えるもの)を制作しました。3つほど作成したものの中から一つ選び、それを提案し一旦使っていただくことになりました。

ロゴの形状にもよるのですが、グラフィカルなものや細々としたものはロゴを動かすにあたっては比較的に不得手なものだなと考えます。どのようなエフェクトをかけても綺麗に表現できないからです。ベクターデータであればロゴを分解するなどして表現のしようもるのですが、画像データではそれも難しいです。

この映像は実際のロゴデータでは無く「GOOD VIBES」というワンワードをフォントで表現したものですが、これくらいスッキリしたものなら見やすいのです。文字数が多かったり英字、漢字を組み合わせた画数の多いものなどは、この表現だと白く光りすぎて判別できなくなってしまいます。

それぞれのロゴマーク、ロゴタイプには企業の理念が大きく関わっています。そうして大切に作られたロゴは出来る限りイメージを崩さないように適切なエフェクトを施し、その企業の魅力を最大限に引き出せるようにデザインしています。まだ、ロゴマニュアルで映像での表現方法の規約項目があるものも少ないと思います。大企業などはそういった規約もそろそろマニュアルに盛り込まれて来ているかもしれませんが、中小企業などはこれからだと思います。自社のイメージが毀損されないよう考えるフェーズに来ているのかもしれません。

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