JUIDAライセンス取得に向けて

臨時休業期間中の8月25日から28日までの4日間、JUIDAという団体が発行する国内での無人航空機操縦技能と無人航空機安全運航管理者の資格取得のためEAMSドローンスクールさんで受講して参りました。初日の8時間以上に及ぶ座学から始まり実際の操縦法方法の確認、そして試験と短期間にたくさんのことを学びました。

無人航空機の飛行経験は2019年秋のMavic Miniの購入から1年ほどになります。原理や法律など、なんとなくwebサイトなどで覚え、テクニックも理屈も経験も全く無い中で、ただただ事故だけは無いように気をつけて運用してきました。有り難いことに少しずつ空撮のお話をいただく機会が増えてきました。また、お客様によっては資格の有無を確認されることもあり、ライセンス取得を意識するようになりました。

現在所有しているMavic Miniは航空法の縛りを2020年現在は受けないのですが、まもなく法律のもとに制限されるという情報も多く聞くようになり、ライセンスや知識の必要性を感じています。国が管理する免許証ではないので法的効果はないとのことですが、2022年を目処に免許制度を進める動きもあるようですので、空撮を仕事の一端を担う者としては、このような講習を受けることは必要だと考えました。

基本を体得した4日間

実際の講義内容ですが、初日の座学を新入学の学生のように緊張しながら会場に向かったのを覚えています。講師の方もフレンドリーで度々質問を入れたり意見をすることで脱線させてしまいましたが、フォローしつつ、楽しくわかりやすく講座を進めてくださいました。今まで曖昧にしてきた知識に関しても正確なものを得ることができました。

普段では経験できない操縦モードを体験

2日目、3日目の実技ではGPSでの姿勢制御を外した状態で、機体を操作するという非常に難しいものでした。GPSで制御されていることが当たり前で運用してきた自分としてはものすごく高度な操縦技能を求められる2日間でした。何度挑戦しても自分が納得できる操縦技能に至らず、無人航空機の奥の深さを感じました。4日目の無人航空機安全運航管理者の座学と試験を経て、合格晴れて資格取得することができました。

ライセンス申請完了

JUIDAの申請やライセンス発行のための支払いなどシステムに若干の不便さを感じつつも入金も完了し、ライセンス到着までの仮資格証明など発行し国土交通省管轄の東京航空局のドローン情報基盤システム、DIPSの登録を進めましたが、所有するMavic Miniが登録できないため現在は保留にしています。Mavic Air2などの機体を新規に購入した後の登録を考えています。

無人航空機操縦者としての自分

経歴7年の無人航空機のパイロットと仕事を一緒にする機会がありました。7年間の経験と実績で操縦される機体は同じく無人航空機を操る身からすると危うく、ときに恐怖すら感じる動きを見せていました。経験値がそうした恐怖心を超えていくんだろうと感じました。自分にはまだまだ超えられない壁です。お客様には物足りなさを感じさせてしまうシーンも多々あるとは思いつつも、今はただただ事故が無く安全に飛行を終えることを最善に、無理のない飛行を良しとしています。

日々アップデートされていく日本の航空法に照らして、可能な限り自由に所有する機体で、子どものころに誰もが憧れた空を飛び、撮影していきたいと考えています。

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