2021年のカラーオブザイヤーが発表されています
2020年末に2021年の色、PANTONE社のカラーオブザイヤーが発表されました。2020年の色は悪い意味で世相をしっかり反映する形になってしまいました。2021年はそうしたネガティヴなイメージをしっかり払拭するように明るめのイエローとグレーに決まったんじゃないかと個人的に想像しています。
カラーオブザイヤーに関する記事を書くのも今年で3回目。2020年の春先にも書いています。今読み返してみるとまだ新型コロナウイルスの影響が出ていないような記事でした。まさかここまで世相に近しい色を選ばれていたとはその当時の自分は私る由もありませんでした。
米パントン(PANTONE)が、2021年の「カラー・オブ・ザ・イヤー(Color of the Year)」として、選出したのは「アルティメット・グレイ(Ultimate Gray)」と「イルミネイティング(Illuminating)」の2色。2種類の色が選ばれたのは2016年以来で、2度目とのこと。
A marriage of color conveying a message of strength and hopefulness that is both enduring and uplifting.
永続的で高揚する強さと希望のメッセージを伝える色のマリアージュ
PANTONEオフィシャルサイト
アルティメット・グレイは、永続的な基盤をもたらす強固な信頼を象徴する色で、落ち着きや安定、回復への思いを促す。イルミネイティングは、生き生きとした輝きを放つ明るく陽気なイエロー。2色を組み合わせることで、実用的でありながら暖かみがある楽観的なカラーコンビネーションを生み出し、不屈の精神に支えられたポジティブなメッセージを表現するという。
FASHIONSNAP.COM
無意識に意識させられている色
毎年年末に翌年のイメージカラーを選出し、デザイナーのようなクリエイティブ系の職業についている人間は少なからず影響を受けます。個人的にはこちらで記事にし始めた一昨年の「リビングコーラル」と呼ばれた、オレンジとピンクの中間のような色が好みです。
2020年は新型コロナウイルスの流行さえなければ、東京オリンピックも開催されて経済的にも潤い、そうした景気のいい時期に選ばれがちな黒・白の無彩色モノトーン系の「クラシックブルー」が選ばれたのだと思います。東京オリンピックのロゴの色もその青の色に近いものでした。トレンドは世相に左右されるとは良く言ったもので確かにオリンピックが開催されていれば2020年は景気が良い一年だったかもしれません。
不景気なときには明るい色が選ばれると言います。2021年は終わりの見えないコロナ禍であっても、このイエローとグレーで世相を盛り上げて人々の気分が良い方へ向かうことを願います。
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