11月20・21日とお休みをいただきまして、パシフィコ横浜で開催されたAdobe Max Japan2018に参加してきました。
製品のアップデートなどとてもエキサイティングなイベントでした。

Facebookページでも簡単にご報告しておりましたが、こちらでは少し掘り下げて書いていきます。

パシフィコ横浜会場到着


福島県から始発の新幹線に乗って会場に向かいました。
昨年に続き2度目の参加でしたが、東京駅で横浜行きの東海道線に乗り遅れる痛恨のミスを犯しながらも9時半には会場のパシフィコ横浜へ到着しました。

昨年と違い入場手続きはスムーズに進みましたが既に長蛇の列。後でわかったことですが、この列はAdobe storeやランチセッションへ並ぶための列でした。

Keynote


10時半から始まったKeynote。いろいろな製品のアップデートなどAdobeの日本社長James McCread氏による挨拶から1日がスタート。エンタープライズ版を多くの企業に使っていただいていること、Adobe Type kitからAdobe Fontsへの変更など紹介されました。中でも製品のアップデートで興味を持ったのが以下。

Photoshop-コンテンツに応じた塗り潰しの強化-
これは本当に凄いところをついてきたなあと感じました。今まではPhotoshopのいわゆるスタンプツールなどいろいろな不要な箇所を消すなどの処理してきました。今回のアップデートで今まで自動的に行なっていたコンテンツの塗り潰しがユーザーが選んだ任意の場所を使用して塗り潰しが行われるようになりました。

Illustrartor-グラデーションメッシュの強化-
グラデーションメッシュも以前からある機能ですがこれも強化されました。例えば今まで立体のマグネットのような丸のボタンを作るのに2つの円にグラデーションを施して調整していたものを今回のアップデートで一つの丸の中に表現できるようになりました。

XD-音声UIの登場-
何よりも驚いたのが音声UIトリガー。人の声を利用できるようになります。来年には日本語に対応予定だということ。音声での検索やコントロールは今後ますます増えていくことが容易に想像できます。これはなかなか興味深いアップデートでした。

After Effects-コンテンツに応じて塗り潰し-
これは非常に興味深いアップデートです。現時点ではまだ実装されていないようです。動画をPhotoshopのように不要な部分を塗り潰して消していくというものです。今までは1枚1枚画像に起こして消していたものをAfter Effects上でできてしまういうのがすごいです。

以上、他にもLightroomやRush、Dimention、Premiere Pro、Gemini、Project Aeroなど様々アップデートやプロジェクトなど発表になりました。私はグラフィックデザインと映像制作を中心ですので上記に書いたものに特に興味を持ちました。

ジェットダイスケ氏、仲尾毅氏によるRushセッション


Keynoteの後Lunch Sessionを挟んで4つのセッションを選んで参加することができるのですが、中でも3番目に参加した「話すような感覚でつくれる!Premiere Rushでみられるオンライン動画の作り方」がとても面白く、凡そ50分の内容でしたがもっと聞いていたいセッションでした。実際にRushの機能を説明しつつもYouTuberの巧妙な話術とライブ感あふれるセッションで寝てた人はいないんじゃないかというくらいあっという間の50分でした。素材を仕込んでおくスライドを仕込んでおくのはどなたもされることですが、現場で録音したり撮影までするというのはなかなか珍しく、また機材のアクシデントも機転で乗り切るYouTube Liveのような50分でした。

アーカイブも配信されています。どのセッションにも言えることですが、その場で体感するライブ感がとても刺激的でモチベーションのアップにつながっています。
今から来年のAdobe Maxが楽しみです。Adobeユーザーの方来年は是非ご一緒しましょう。

Author

Comments are closed.